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登壇者プロフィール一覧
出演者

巽 好幸
ジオリブ研究所所⻑・神⼾⼤学名誉教授1954 年⼤阪⽣まれ。京都⼤学総合⼈間学部教授、同⼤学院理学研究科教授、東京⼤学海洋研究所教授、海洋研究開発機構プログラムィレクター、神⼾⼤学海洋底探査センター教授などを経て2021年4⽉から現職。⽔惑星地球の進化や超巨⼤噴⽕のメカニズムを「マグマ学」の視点で考えている。⽇本地質学会賞、⽇本⽕⼭学会賞、⽶国地球物理学連合ボーエン賞、井植⽂化賞などを受賞。「美⾷地質学」の創始者でもある。主な⼀般向け著書に、「『美⾷地質学』⼊⾨‒和⾷と⽇本列島の素敵な関係」(光⽂社新書/「科学ジャーナリスト賞2023受賞」)、「地球は⽣きている‒地震と⽕⼭の科学」(⾓川ソフィア⽂庫)、『富⼠⼭⼤噴⽕と阿蘇⼭⼤爆発』(幻冬舎新書)、『地震と噴⽕は必ず起こる』(新潮選書)、『和⾷はなぜ美味しい ‒⽇本列島の贈り物』(岩波書店)がある。テレビ番組NHKスペシャル『列島誕⽣ ジオ・ジャパン』『情熱⼤陸』などに出演。監修も多
数。2021 年ジオリブ研究所を設⽴。同所⻑の⽴場で、数々の地域の魅⼒づくりや観光誘客プロジェクトに参画している。

田中 穂積
ひまわり食堂21975年生まれ、富山県出身。建築関係の仕事を経て、バックパッカーで世界を巡っていた20代前半、イタリアで食べたTボーンステーキの衝撃的なおいしさから料理に興味を持つ。
帰国後、27歳で料理人を志し、東京のイタリアンレストランで修行を積み、再びイタリアで 1 年半腕を磨く。2012 年、富山市に 帰郷し、2013 年に『ひまわり食堂』をオープン。
2024 年 3 月、イタリア料理をベースとしたイノベーティブなレストラン『ひまわり食堂 2』に店名を改め、場所も移転。客席を 8 席に絞り、おまかせコース 1 本でゲストをもてなしている。「The Destination Restaurant of the Year 2025」受賞

西 健一
馳走 西健一1980年、広島県生まれ。フランス料理に興味を持ち、東京やフランスで修業。その後、地元広島の和食の名店「馳走 啐啄一十」にて平野寿将氏に師事し、2018年には広島で「馳走2924」を独立開業。広島での営業中、静岡県焼津市の「サスエ前田魚店」の前田尚毅氏の魚の目利きと食に対する思想に感銘を受け、高鮮度の魚を最高の状態で提供したいという思いから、地縁のない焼津市に移住。2022年に「馳走 西健一」をオープンし、2023年に食べログアワードブロンズ、2024年にはシルバー、2025年にはゴールドを受賞。また、「Destination Restaurants 2024」も受賞している。

渡辺 光実
mûrir新潟県糸魚川市生まれ。都内ホテルで鉄板焼きレストランと、メインダイニングのフレンチレストランを経験。糸魚川市へUターンすると、イタリアンレストランのシェフとして勤務し、前身のレストランであるレ・ジョンをはじめる。その後、上越市にある越後薬草のコーポレートシェフとして研鑽を積み、2023年秋にmûrirをスタートする。
2021 RED U-35 BRONZE EGG
2024 新潟ガストロノミーアワード特別版 若手シェフ部門30特別優秀賞
2024 We're Smart Green Guide 3ラディッシュ
2025 ゴ・エ・ミヨ 2トック

佐々木 ひろこ
一般社団法人Chefs for the Blue 代表理事/フードジャーナリスト日本で国際関係論、アメリカでジャーナリズムと調理学、香港で文化人類学を学び、企業勤務の後ジャーナリストに。食文化やガストロノミー、食のサステナビリティをテーマに長く執筆を続ける。これまでに培った広いネットワークを活かし、食の社会課題解決を目指した様々なソーシャルデザイン活動も展開。2017年、日本の海の危機的な状況を前にChefs for the Blueを立ち上げ、東京・京都のトップシェフ達とともに日本の水産資源を守り、食文化を未来につなぐための啓発活動をスタートさせる。
農林水産省 水産政策審議会特別委員(資源管理分科会/企画部会)
農林水産省「日本食普及の親善大使」選考委員

袈裟丸 彰蔵
袈裟丸水産1978年、佐賀県出身。「袈裟丸マリン合同会社」代表。代々続く漁師の家系で、海士として素潜り漁を生業とする。岩礁の海藻が消失する「磯焼け」が広がっていることに危機感をもち、2000年ごろから玄界灘に面した串浦地区で、磯焼けの原因となっているウニの一種ガンガゼなどの食外生物の駆除や、藻場の手入れを通して海を守っている。20年以上の活動で、串浦地区沿岸の2.5キロ範囲の藻場再生を実現するとともに、活動に共感し、協力してくれる地元漁業者も増えている。再生した藻場でとれた天然ウニは、にっぽんの宝物JAPAN大会2023-2024にて最優秀賞となるグランドグランプリを獲得。確かな品質が評価され、藻場再生への挑戦は日本のみならずアジア全域からも注目されている。

金澤 亮
金沢鮮魚長崎県五島市生まれ。株式会社カナザワ代表。父が営む鮮魚店「金沢鮮魚」で働きながら、魚が暮らす藻場が減少する「磯焼け」や漁師の減少問題の解決に取り組む。新たな産業として海藻を食べ尽くす食害魚を使用した魚醤やドッグフードの開発、発砲スチロールの廃止など、五島の海を守る活動を通じて、魚を食べる人も、獲る漁業関係者、仲卸も、皆が豊かになれる循環の創出を目指している。

岡田 大介
すし作家1979年生まれ。すし職人歴28年(2025年現在)。東京都文京区にてすし屋「酢飯屋(すめしや)」を経営後、生きものが食べものになるまでを突き詰めるために、すし職人の観点を常に持ちながら、まな板の上だけでなく釣り、素潜り、スキューバーダイビングをして、食材のホームグラウンドに入り込み、現在は「すし作家」として海、魚、すし、海藻にまつわる様々な活動をしている。ディープなブログとSNSで発信し続け、料理人の新しい働き方を、体を張って日々探し続ける2児の父。『やりたいことは、やってみる。』が基本理念。著書に「すし本 海から上がって酢飯にのるまで」/大和書房、写真絵本「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」/岩崎書店

山本 結以
ESqUISSE1994年、愛知県生まれ。調理師専門学校在学中、2015年よりフランス「Maison Lameloise」(ブルゴーニュ地方)、「Azimut」(サヴォワ)にて研鑽を積む。その後、「Nabeno-Ism」(東京・浅草)にてスーシェフを務め、2021年に「ESqUISSE」(東京・銀座)に入店。2024年、35歳以下の料理人コンペティション、「RED U-35」にて「2023 RED EGG」、「2023年岸朝子賞」を受賞。
2024年より「ESqUISSE」のシェフ・ド・キュイジーヌを務め、エグゼクティブシェフ、リオネル・ベカの下、日本の風土と自然の恵みを受け止めた先進的で優しいフランス料理を日々展開している。

池田 真代
Pâtissière MAYO1987年、兵庫県神戸市生まれ。兵庫の菓子工場に勤務、お菓子の基礎を学ぶ。品川の結婚式場でシェフパティシエとしてウエディング、レストラン、宴会のデザートを担当。その後、麻布十番の1つ星フレンチレストラン、銀座のゴエミヨ掲載店フレンチレストランでシェフパティシエとして、新宿の2つ星フレンチレストランでデザートを担当する。予約3年待ちにもなった広尾のイノベーティブレストラン、「長谷川稔」の立ち上げを行い、白金台の2店舗目「長谷川稔lab」の立ち上げも行う。クラウドファンディングで8000万円集めたチーズケーキのブランド「CHEESECAKE HOLIC」を立ち上げ、2021年2月 六本木に完全予約制カウンターデザートのお店「Pâtissière MAYO」を オープン。続けて、2023年8月 ジェラートと焼菓子のお店「Pâtissière MAYO flat」をオープン。

音羽 香菜
Otowa restaurant1985年、栃木県宇都宮市生まれ。父はフランス料理人、音羽和紀。高校卒業後、イギリスへ留学。英米の大学にてホスピタリティマネージメント・エコガストロノミーを専攻。フランス料理店でサービスを経験しながら、在米中にはニューイングランド地方のリゾートホテルに勤務。9年余りの海外生活を経て帰国。食品企業や地域活性のコンサルティング、講演等を担う株式会社オトワクリエーション代表取締役。グループ会社でもある株式会社オーベルジュでは、オトワレストランのサービスやウェディングプランナーとして、また姉妹店のデリカショップの店舗マネジメントなども担う。また、オトワレストランが加盟する「ルレ・エ・シャトー」を通して海外店とのイベントコーディネート、通訳としても幅広く活動。2023年より、ルレ・エ・シャトー フランス本部の中核であるExecutive Committee(執行委員会)に就任。日本と世界を観光でつなぐ架け橋として奔走中。

福山 剛
Goh・Goh Gan1971年福岡県生まれ。高校時代からフランス料理の道に進み、福岡「イル・ド・フランス」、「マーキュリーカフェ」で修業した後に2002年、西中洲に自身の店「ラ メゾン ドゥ ラ ナチュール ゴウ」をオープン。2016年に「アジアベストレストラン50」に初めてランクインし、以降計8度選出され、九州で唯一の快挙を成し遂げる。2019年にミシュラン一つ星を獲得。2022年10月移転のため閉店。同年12月、キャナルシティにほど近い「010ビル」の1階に「GohGan」、3階に「Goh」をオープン。La Liste 2025受賞、The BEST CHEF2025受賞、ゴ・エ・ミヨ2025選出など、国内外の多くの賞を受賞している。

吉田 貴文
villa del nido1981年長崎県雲仙市生まれ。 福岡で料理を始め、 26歳で渡伊。 イタリアのピエモンテ地方の星付きレストランで働き、 土地と料理の深い関係性に影響を受ける。 2015年に実家の敷地内に villa del nidoをオープン。 「この土地でできることは何か。」 をコンセプトに、 土地と向き合い、 人と向き合い、 無理のないエシカルなつながりから自然と生まれるような料理を皿の上に出したい。 と日々土地と向き合っている。 ミシュラン福岡・佐賀・長崎特別版にて1つ星を獲得。 ジャパンタイムズ「The Destination Restaurants 2022」選出。

中里 健太
隆太窯2015年、文化服装学院ファッション工科専門課程を卒業後、父 中里太亀のもとでやきものを始める。唐津焼の伝統をうけつぎながら、自由な感覚を活かし、自身も日々楽しむことを大切に作陶を行っている。
2019年 銀座 新古美術万葉洞にて親子三代展
2021年 福岡 ギャラリートミナガにて初個展
2023年 新宿 柿傳ギャラリーにて東日本初個展(2024年、2025年も同会場にて展覧会を開催)
2024年 日本橋 髙島屋 美術工芸サロンにて展覧会を開催
他、各地にて展覧会を開催

畑石 修嗣
畑萬陶苑佐賀県出身。2026年に創業100年を迎える伊万里焼窯元「畑萬陶苑」の5代目。ミニマル表現の考えに影響を受け、手仕事によって生み出される有機的な表現との融合に挑戦。素材の持つ可能性を感じることによって新たな表現を繋げていくことを目指している。
2012年 西日本陶芸美術展沖縄県知事賞
2013年 日本陶芸展準大賞、陶美展茨城交通賞、九州山口陶磁展佐賀県知事賞、第60回日本伝統工芸展入選
2014年 九州山口陶磁展日刊工業新聞社賞、第2回陶美展入選、第10回国際陶磁器展美濃入選
2016年 有田国際陶磁展朝日新聞社賞
2017年 有田国際陶磁展佐賀テレビ賞、第11回国際陶磁器展美濃入選
2018年 佐賀県美術陶芸協会賞

大西 健俊
食楽web編集長1977年、神奈川県出身。明治大学経営学部卒業後、旅行誌などを主とした編集プロダクションに勤務し、編集および執筆の基礎を学ぶ。その後、食と旅のフリーランスライターとして独立。その後、月刊誌「東京カレンダー」の編集を経て、フリーランスのエディターに。現在は株式会社Fly代表取締役を務めるほか、旅・食・酒をテーマに活動し、徳間書店「食楽web」プロデューサーおよび、グルメECサイト「オンワード・マルシェ」のクリエイティブ・ディレクター、地域創生メディア「ONESTORY」副編集長などを兼任。紙・web・SNS・リアルイベントなどの垣根を超えた、立体的な編集を目指す。

日野 昌暢
クオリティーズ編集長1975年福岡市生まれ。 2000年九州芸術工科大学院芸術工学府を修了し、博報堂に入社。 営業職を経て2014年4月博報堂ケトルに加入。 広告領域の統合キャンペーンプロデューススキルをベースに、 「本質的な地域活性」 をマイテーマに活動中。 博報堂グループ随一のローカルプレイヤーとのネットワークを活かし、 地域の人々と並走しながら地域資産の再編集で新たな価値をプロデュースする。 群馬県高崎市のシティプロモーション『絶メシリスト』、 宮崎市『スナック入り口』『スナックアドバイザー』、 広島県 『牡蠣食う研』など。 ローカル発Webメディアクオリティーズ創刊編集長。 5度のグッドデザイン賞、 2度のACC TOKYO CREATIVE AWARDグランプリ、 Spikes Asiaグランプリ、 ADFEST金賞、 など受賞多数。

安冨 喬博
佐賀県政策部佐賀県出身。2005年佐賀県庁入庁。畜産、土木、空港部局を経て、有田焼創業400年プロジェクトチームとして食と器のプロジェクトを手掛ける。2017年、福祉部局へ異動し、「さがすたいる」立ち上げに携わる。 2021年、産業部局へ異動し、「サガマリアージュ」立ち上げに携わる。2025年より現職。