Project
トークセッション③
九州の海から考える。
海と食のサステナブルな関係
トークセッション3つ目のテーマは「海の資源」。
九州を拠点に活躍する漁師、鮮魚店、すし職人の皆さんをお迎えし、それぞれの立場で海と共生するために取り組まれている活動や課題について、料理人とともに海の資源を守る活動を行う専門家と一緒にディスカッションを行いました。
「海づくりは食づくり」、「人も海も喜ぶ循環を」という言葉どおり、
漁業関係者だけではなく、加工や流通に関わる人、伝え手である料理人、そして私たち消費者も、海の現状を知り、海の資源の使い方や食べ方を考える、その必要性を改めて実感することができたのではないでしょうか。
ダイジェスト動画
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トークテーマ
九州の海から考える。海と食のサステナブルな関係
~多様なプロフェッショナルが語る海の持続可能性~開催日時
2025年10月19日(日)
10:30~12:00開催場所
佐賀県立美術館ホール
登壇者
佐々木 ひろこ(Chefs for the Blue代表理事/東京)
袈裟丸 彰蔵(袈裟丸水産/佐賀)
金澤 亮(金沢鮮魚/長崎)
岡田 大介(すし作家/福岡)
出演者
佐々木 ひろこ
一般社団法人Chefs for the Blue 代表理事/フードジャーナリスト日本で国際関係論、アメリカでジャーナリズムと調理学、香港で文化人類学を学び、企業勤務の後ジャーナリストに。食文化やガストロノミー、食のサステナビリティをテーマに長く執筆を続ける。これまでに培った広いネットワークを活かし、食の社会課題解決を目指した様々なソーシャルデザイン活動も展開。2017年、日本の海の危機的な状況を前にChefs for the Blueを立ち上げ、東京・京都のトップシェフ達とともに日本の水産資源を守り、食文化を未来につなぐための啓発活動をスタートさせる。
農林水産省 水産政策審議会特別委員(資源管理分科会/企画部会)
農林水産省「日本食普及の親善大使」選考委員
袈裟丸 彰蔵
袈裟丸水産1978年、佐賀県出身。「袈裟丸マリン合同会社」代表。代々続く漁師の家系で、海士として素潜り漁を生業とする。岩礁の海藻が消失する「磯焼け」が広がっていることに危機感をもち、2000年ごろから玄界灘に面した串浦地区で、磯焼けの原因となっているウニの一種ガンガゼなどの食外生物の駆除や、藻場の手入れを通して海を守っている。20年以上の活動で、串浦地区沿岸の2.5キロ範囲の藻場再生を実現するとともに、活動に共感し、協力してくれる地元漁業者も増えている。再生した藻場でとれた天然ウニは、にっぽんの宝物JAPAN大会2023-2024にて最優秀賞となるグランドグランプリを獲得。確かな品質が評価され、藻場再生への挑戦は日本のみならずアジア全域からも注目されている。
金澤 亮
金沢鮮魚長崎県五島市生まれ。株式会社カナザワ代表。父が営む鮮魚店「金沢鮮魚」で働きながら、魚が暮らす藻場が減少する「磯焼け」や漁師の減少問題の解決に取り組む。新たな産業として海藻を食べ尽くす食害魚を使用した魚醤やドッグフードの開発、発砲スチロールの廃止など、五島の海を守る活動を通じて、魚を食べる人も、獲る漁業関係者、仲卸も、皆が豊かになれる循環の創出を目指している。
岡田 大介
すし作家1979年生まれ。すし職人歴28年(2025年現在)。東京都文京区にてすし屋「酢飯屋(すめしや)」を経営後、生きものが食べものになるまでを突き詰めるために、すし職人の観点を常に持ちながら、まな板の上だけでなく釣り、素潜り、スキューバーダイビングをして、食材のホームグラウンドに入り込み、現在は「すし作家」として海、魚、すし、海藻にまつわる様々な活動をしている。ディープなブログとSNSで発信し続け、料理人の新しい働き方を、体を張って日々探し続ける2児の父。『やりたいことは、やってみる。』が基本理念。著書に「すし本 海から上がって酢飯にのるまで」/大和書房、写真絵本「おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで」/岩崎書店









