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Project

2025.01

レジデンス No.3

シェフ・イン・レジデンスSAGA第3弾では、気鋭の薪火レストラン「Maruta」での勤務、世界最高峰レストランが日本で開催したポップアップ「noma kyoto」への参加、日本各地の風土や食文化を研究対象としたリサーチなど、料理を通して様々な活動を行う三浦真央子氏に11日間佐賀に滞在していただきました。

滞在中は、白石町の郷土料理である「須古寿司」を提供されているお店「とこのとこ」(白石町)で、作り方やその歴史について教わり、お店の周辺に残る史跡を実際に巡りながら須古地区の歴史的な背景を深堀りするといったリサーチも。

また別日には、スパイスと佐賀の食材を掛け合わせて料理を提供する「カレーのアキンボ」(佐賀市)の川岸シェフの食材調達に同行させてもらい、そのときに手に入った食材を使って即興で料理を作り合うなど、佐賀の食材、器、料理、風土、人というピースを繋げながら、土地の地域性に深く関心のある三浦さんの視点で佐賀を深堀りされていた様子が印象的でした。

これまで様々な方法で食と向き合いながら、自分の表現方法を模索していたという三浦さん。佐賀で多くの作り手や伝え手と会話を交わしていくうちに、「作ることで伝わる」という考えが腑に落ちたそう。最終日前夜には、ラボキッチンで試作を重ねてきた料理を完成させ、このレジデンスでの学びや想いを表現されていました。

この滞在を通して、佐賀の生産者や料理人の方からは、日頃自分たちが考えるものとはまた違うアイデアやアプローチに出会うことができた、という声が上がっていました。
お互いにレベルアップしながら、また佐賀のどこかで集える日が楽しみです。

滞在期間

2025年1月21日(火)〜31日(金)

滞在拠点

和多屋別荘
(佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙738)

参加者

三浦 真央子(料理人 / 東京)

取組内容

・県内の意欲ある生産者や窯元、蔵元等を個別に訪問(産地ツアー)
・料理を通じた県内料理人との交流
・県内に残る郷土料理の歴史を学ぶ
・佐賀特有の地形や史跡をめぐる独自調査
・滞在拠点の和多屋別荘内にあるラボキッチンを活用し、産地ツアーで出会った食材を使ったメニュー試作

出演者

三浦 真央子

三浦 真央子

料理人

1995年、埼玉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、飲食表彰論専攻。「テロワール」と「サードウェーブコーヒー」のおこりを研究題材としたことをきっかけに、その土地で育まれる食文化の成り立ちや背景などへの関心が高まり、特に発酵文化に親しむ。大手広告代理店に勤務後、革靴「NAOT」の広報を経て、東京都調布市にある薪火料理レストラン「Maruta」にて、広報・調理に従事。令和6年9月に同店を退職。その後、京都で開催された世界最高峰のレストラン「noma kyoto」に参加。現在は、国内を中心に、料理活動を通して、その土地の風土や食材のリサーチを行っている。得意分野は、発酵保存食と焼き菓子づくり。

PROJECT

STORY

佐賀の豊かな自然と対話しながらこだわりの食材を生み出す生産者たち

400年以上続く伝統と技術を受け継ぎながら器づくりに向き合う作り手たち

料理人

佐賀の「食」と「器」の価値を引き出すことのできる気鋭の県内料理人たち