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2024.11

will o’ wisp 編

地元・佐賀を出た後、ニュージーランドやアメリカ、フランスなど海外を渡り歩き、現在、東京・幡ヶ谷で「will o' wisp」を営む光安シェフ。フレンチをベースとしながらも世界各国の要素を取り入れ、自由に楽しめるビストロとして料理を提供されています。
今回は、お店のスーシェフである中村さんとともに、佐賀の食材や器を視察されました。

1日目に訪れた丸秀醤油さんでは、キヌアで作った麹を使用して天然醸造で発酵・熟成される「キヌアみそ」や「キヌアしょうゆ」を試食。「レンズ豆やひよこ豆を使った時の味のニュアンスに似ている。ジャンルを問わず使えそう。」と、味噌や醤油のイメージを超えた味わいに感動されていました。

また、唐津で柑橘を栽培されている「シトラスプラス」さんでは、自社製造されている発酵肥料や、美味しさを追求するために代表の上野さんがこれまで取り組んでこられた分析についてお話を伺い、聞き入っていた様子のお二人。そのほか、お店でも使っているという有田や唐津の器を見ながら、改めて佐賀の豊かさを実感されていました。

2日間のツアーを経て、これからも地元・佐賀の食材や生産者と広く繋がっていきたいと、佐賀に思いを馳せるきっかけになった様子の光安シェフ。枠にとらわれない自由な発想で、さらに佐賀の食材や器に磨きがかかる日が待ち遠しいです。

日程

2024年11月18日(月)~19日(火)

参加者

・光安北斗(will o' wisp / 東京)
・中村ひかる(will o' wisp / 東京)

訪問先

・黒木農園(れんこん / 白石町)
・サガ・ビネガー(お酢 / 佐賀市)
・丸秀醤油(醤油・味噌 / 佐賀市)
・シトラスプラス(柑橘 / 唐津市)
・藤正(有田焼 / 有田町)
・川原食品(柚子胡椒 / 佐賀市)

出演者

光安北斗

光安北斗

「will o' wisp」 シェフ

1986年、佐賀県生まれ。10代の頃はサッカーの指導者を目指し、スポーツ関係の専門学校へ。卒業後、ニュージーランドに語学留学したのち、もともと考えていた飲食への思いが強くなり、料理人を目指して渡仏。パリでミシュラン二ツ星を獲得した「Passage53」佐藤シェフに2年間師事。その後、パリで7年間過ごしたのち、渡米。ニューヨークのレストラン「Battersby」でフレンチをベースとしたメキシコ料理やアフリカ料理を学ぶ。帰国後は、代々木八幡の人気店「PATH」の立ち上げに携わり、3年間勤務。2020年に独立して、幡ヶ谷に「will o’wisp」をオープン。フレンチをベースに、世界各国の料理の要素を加えた無国籍料理を軽食からしっかりとした食事まで幅広いスタイルで提供する。

PROJECT

STORY

佐賀の豊かな自然と対話しながらこだわりの食材を生み出す生産者たち

400年以上続く伝統と技術を受け継ぎながら器づくりに向き合う作り手たち

料理人

佐賀の「食」と「器」の価値を引き出すことのできる気鋭の県内料理人たち